新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業
「農業環境規範に適合する家畜ふん堆肥の肥効評価システムの確立」
(課題番号18053・H18~20)
研究プロジェクトの概略
この研究プロジェクトの目的は、
(1)家畜ふん堆肥に含まれる肥料成分の簡易・迅速な分析方法の開発
(2)家畜ふん堆肥中の肥料成分を考慮して施肥設計を行うための施肥設計システムの開発
(3)土壌の可給態窒素の簡易・迅速な分析方法の開発
です。[研究計画の概要(PDF)]
(1)の中でも、特に窒素については、現在の化学肥料の施用方法と照らし合わせ、速効性・緩効性窒素を分けて把握することを目的にしています。(3)の土壌の可給態窒素の分析と併せれば、家畜ふん堆肥及び土壌から供給される速効性・緩効性の窒素を考慮した上で基肥・追肥の化学肥料窒素量を決めることが可能になると考えられます。そのための施肥設計システムを(2)で開発します。
研究成果
成果は、堆肥肥効の簡易評価法とその利用に簡単にまとめられています。
(1)家畜ふん堆肥に含まれる肥料成分の簡易・迅速な分析方法の開発、(2)家畜ふん堆肥中の肥料成分を考慮して施肥設計を行うための施肥設計システムの開発
- 平成20年度 関東東海北陸農業研究成果情報「新たな窒素肥効分析法に基づいた家畜ふん堆肥の施用支援ツール」
- 家畜ふん堆肥中の肥料成分の有効利用法
- (1)、(2)の成果の概要をナレーション付きの動画で解説しています。
- 家畜ふん堆肥中の肥料成分の分析マニュアル
- 家畜ふん堆肥に含まれる肥料成分の分析方法のマニュアル(HTMLと印刷用のPDF)です
- 分析手順解説動画
- 分析手順を解説した動画(PSP用、デジタルフォトフレーム PF720用、iPod/MacOSX用、Windows用)のダウンロードページです。個々の動画は分析マニュアルのページから見ることも出来ます。なお、ダウンロード後の動画は、別形式に変換してお持ちの携帯型動画再生機(スマートフォン、携帯電話、動画対応デジタルフォトフレーム等)で利用してもらって構いません。
- 主な家畜ふん堆肥の窒素肥効とその利用方法 (PDF)
- 主な家畜ふん堆肥の窒素肥効の特徴と、利用にあたっての注意点をまとめた文書です。
- プレゼンテーション用スライド等の資料
- 講習や生産者への説明に利用出来るパワーポイント等の資料がダウンロード出来ます。
- 堆肥カルテシステム
- (2)の成果の家畜ふん堆肥中の肥料成分量を考慮した施肥設計支援システムの体験版です
- 三重県版堆肥カルテシステム
- 上記施肥設計支援システム体験版の三重県版です。分析マニュアルは含まれていませんが、三重県の多数品目の施肥基準や堆肥情報が入っており、施肥設計を試行できます。
(3)土壌の可給態窒素の簡易・迅速な分析方法の開発
(3)の成果である土壌の可給態窒素の簡易・迅速な分析方法は、平成21年度の関東東海北陸農業研究成果情報「80℃16時間水抽出とCOD簡易測定キットによる畑土壌可給態窒素の簡易判定」になりました。また、日本土壌肥料学雑誌第81巻第1号(2010年2月)p39-43「日本の畑土壌に対する80℃16時間水抽出法による可給態窒素簡易評価法の適用性」として掲載されています。
分析方法のマニュアルは、中央農業総合研究センターの Web Siteで公開しています(畑土壌可給態窒素の簡易・迅速な分析法(PDF))。また、より詳細な説明を加えた冊子も配布しています。詳細は、中央農業総合研究センター・土壌肥料研究領域にお問い合わせ下さい(FAX: 029-838-8826)。
アップデートのお知らせ
2012/04/20 リンク切れを修正しました。
2011/05/27 に更新を行ないました。以下のファイルが修正されています。
・AD可溶窒素の測定において、使用するペルオキソ二硫酸カリウムを特級品または窒素分析用を用いるように注釈を追加しました(一級試薬は窒素含有量が多く、含有量のばらつきも大きいため)。これに伴い、使用する器具・試薬について(PDF、ZIP)も修正してあります。
・近赤外分光法によるAD可溶有機物・AD可溶窒素の推定において、試料貸し出しに関する記述を削除しました(知的財産等で調整が必要となったため)。
2010/09/24 に更新を行ないました。以下のファイルが追加・修正されています。
・家畜ふん堆肥中の肥料成分の有効利用法に、家畜ふん堆肥中の肥料成分(特に窒素の効き方)について、分析方法の背景~家畜ふん堆肥の成分の説明、牛ふん堆肥・豚ぷん堆肥の成分と窒素肥効のプレゼンテーション動画を追加しました。また、プレゼンテーション用資料に、それらの動画の関連資料(PSP形式の動画、パワーポイント等)を追加しました。
・RQフレックス用リフレクトクアント中の試薬に、医薬用外劇物を受けているものがあります。それがはっきりと分かるように、RQフレックスの使い方・その他(試薬の保管・廃液処理等)、リン酸の測定、カリウムの測定、カルシウムの測定に記述を加えました。
・パックテスト(COD)で、濃度レンジが違うものを誤って購入してしまうケースがありました。そのため、使用する器具・試薬について(PDF)、AD可溶有機物量の簡易推定(パックテスト)、研修担当者用資料(MS Word)に、「0, 2, 4, 6, 8以上の測定用」と、測定範囲を明示しました。
・AD可溶窒素の測定において、検量線の作成方法が分かりにくいという指摘を受けました。検量線の濃度をNO3-N で 12.5ppm、25ppm に固定し、NO3-N で 1000ppmの標準液、NO3 で 1000ppm の標準液から作成する方法を記載しました。また、ペルオキソ二硫酸カリウムの保存方法を、冷蔵保存に変更しました(常温保存で劣化した例が報告されたため)。
2010/07/09 に更新を行ないました。以下のファイルが修正されています。
・利用方法解説(PDF)
※計算式にミスが見付かりました
11ページの
最少窒素量 = 0.5M 塩酸抽出無機態窒素 - AD 可溶有機物量 x 0.02 - 3 ・・・・・・①
は間違っています。正しい式は
最少窒素量 = 0.5M 塩酸抽出無機態窒素 - AD 可溶有機物量 x 0.02 + 3 ・・・・・・①
です。
・データ記録用シート(MS Excel)、計算例(MS Excel)
※計算式にミスが見付かりました。乾物率が未測定の場合、間違った値が表示されます(乾物率を測定している場合は問題ありません)。
豚ぷん堆肥・R11
誤: =IF(ISNUMBER(N7),R19*O7/100,(IF(N65=1,(M13+M16-N71*O7/100 + G3*(0.5*O38-2.5-M13-M16+N71*O7/100)),(M13+M16))))
正: =IF(ISNUMBER(N7),R19*O7/100,(IF(N65=1,(M13+M16-N71*O7/100 + G3*((0.5*O38-2.5+N71)*O7/100-M13-M16)),(M13+M16))))
豚ぷん堆肥・S11
誤: =IF(ISNUMBER(N7),S19*O7/100,(IF(N65=1,((0.5*O38-2.5-M13-M16+N71*O7/100)*(H3-G3)),0)))
正: =IF(ISNUMBER(N7),S19*O7/100,(IF(N65=1,(((0.5*O38-2.5+N71)*O7/100-M13-M16)*(H3-G3)),0)))
鶏ふん堆肥・R11
誤: =IF(ISERROR(M35),(H3*H3-S19)*O7/100,(IF(ISNUMBER(N7),R19*O7/100,(IF(((M13-M35)*4.7*100/O7-2.6)>=0,((M13-M35)*4.7-2.6+M13),M13)))))
正: =IF(ISERROR(M35),(H3*H3-S19)*O7/100,(IF(ISNUMBER(N7),R19*O7/100,(IF(((M13-M35)*4.7*100/O7-2.6)>=0,((M13-M35)*4.7-2.6*O7/100+M13),M13)))))
これまでにダウンロードされた方は、修正をお願いします(現在配布中のファイルは修正済です)。冊子・冊子付録 DVD についても、同様のミスがあります。冊子を入手された方も、修正をお願いします。申し訳ありませんでした。
・堆肥カルテシステム
脆弱性検査で、クロスサイトスクリプティングが指摘されました。
特殊文字の置換処理を行っていない部分について、クロスサイトスクリプティングによる URL の書き換えが可能であると指摘されました。指摘に従い、該当部分を修正しました。なお、置換処理を行っていなかった文字列は外部から入力するものでは無く、システム内部で決めているものなので、悪意を持ったユーザーが他のユーザーの閲覧画面において URL を書き換えることは不可能と考えられます。また、堆肥カルテシステムはユーザー名・パスワード等を入力して動作させるサイトでは無いため、指摘を受けた脆弱性によって利用者に実害が及ぶことは無いと考えられます。
配布資料
研究成果を元に、配布資料を作成しています。現在配布している資料は、「畑土壌可給態窒素の簡易・迅速評価マニュアル」のみです。希望する場合は、土壌肥料研究領域(FAX: 029-838-8826)に連絡して下さい。
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実用技術開発事業 18053の成果概要 研究成果の概略をまとめたパンフレット(18ページ)です。分析結果や圃場試験結果のグラフ等が含まれています。未発表データが含まれているため、現在は配布していません。投稿論文が受理された後、配布を開始します。 |
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家畜ふん堆肥の肥料成分・窒素肥効評価マニュアル 分析マニュアル(PDF、HTML)、分析手順解説動画(PSP用、デジタルフォトフレーム PF720用、iPod/MacOSX用、Windows用)、プレゼンテーション用スライド等の資料等が入った DVD(2枚組)が付属しています。残部が無くなったため、配布停止します。必要に応じて、分析マニュアルのサイトからPDFをダウンロードして下さい。 |
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畑土壌可給態窒素の簡易・迅速評価マニュアル 畑土壌の可給態窒素を熱水抽出により評価する方法のマニュアルです。Web Site で公開している PDFに、背景となるデータを加えた 35ページほどの冊子です。 |
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農林水産省委託プロジェクト
「気候変動に対応した循環型食料生産等の確立のための技術開発」
第2分野「低投入・循環型食料生産の実現に向けた技術開発」
(B-1系)循環型農業のための有機資材とその利用技術の開発(H21~25)
(旧)「地域内資源を循環利用する省資源型農業確立のための研究開発」(1系)省資源型農業のための有機資材とその利用技術の開発
現在進行中のプロジェクトにつき、研究の詳細については公開できません。早急な公開・周知が望ましい成果が出た場合、農林水産省と協議の上、ここに掲載する予定です。